
生ごみ漬物の保管に悩んでいる人「生ごみ漬物を使った『菌ちゃん農法』に挑戦中ですが、保管時のにおいが気になります。シンク下で保管すると、発酵臭がもわっと広がって夫にも不評で…。におい対策も含めた、正しい作り方と保管方法を知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 菌ちゃん生ごみ漬物には「塩」を入れるのがポイント
- 生ごみ漬物の保管場所について
- 炭の効果ってすごい
- 生ごみ漬物、完成しました!
この記事を書いている私は、生ごみ漬物づくりは今回で2回目になります。前回チャレンジしたときは「これなら続けられそう」と手応えを感じた一方で、保管中に発生する“におい”が気になる課題として残りました。
そこで今回は、「生ごみ漬物の作り方とにおい対策のコツ」について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
菌ちゃん生ごみ漬物には「塩」を入れるのがポイント
生ごみ漬物の作り方については、以下のレシピを参考にしてください
» 参考:【とても簡単】小型の密封容器を使ったEM生ごみ発酵資材作りの方法
このレシピの中の「生ごみとEMボカシを軽く混ぜ合わせます」の工程で、漬物を作る感覚で塩を加えます。
塩の量は、生ごみの重さの1〜2%程度が基本。夏場は腐敗しやすいので、塩は生ごみの重さの3%まで増やすと安心です。
生ごみ・塩・EMボカシをよく混ぜたら、保存容器に移します。
このとき、空気にふれすぎないように注意します。
容器より少し小さめの内蓋などでギュッと押し付けると◎
内蓋がない場合は、ラップをぴっちりかぶせて密閉するようにしましょう。
いっぱいになったら、直射日光の当たらない場所で1~2週間保管して発酵熟成させます。
なお、EMについては「【超初心者向け】EMとは?【種類・比較・EM活性液の作り方を簡単に解説】」をどうぞ。
生ごみ漬物の保管場所について
写真はシンク下
前回は、シンク下に生ごみ漬物を保管していました。
その際、EMボカシを生ごみと同量入れるところを少なめにしてしまったため、発酵が進むにつれて、漬物のようなにおいがキッチンに広がってしまいました。
今回はその反省を踏まえて、EMボカシを生ごみよりもやや多めに入れてみたところ、前回よりもにおいがかなり軽減されました。
それでも夫から「換気扇がある場所に移してほしい」と要望があり、最終的にはトイレに移動させることに。お風呂場も候補にありましたが、湿気が気になったためトイレを選びました。
写真はトイレ内
トイレは換気扇を常時回しているため、思ったほどにおいは気になりません。
どうしてもにおいが気になる場合は、冷蔵庫での保管も可能です。
ただしその場合は、発酵熟成に1か月以上かかるため、早く使いたい方には不向きかもしれません。
炭の効果ってすごい
炭には「においを吸着する力」があり、生ごみ肥料や発酵中のにおいを軽減してくれます。
今回は、保存容器のふたの上に炭を置いてみました。というのも、以前見た動画で「シャーレのふたの上に炭を置いたときに、増える微生物がいる」という実験が紹介されていたんです。それを思い出して、試してみました。
こちらがその動画です。
【整流ブロック作り講座】微生物が好きな波動?目に見えない微生物の働きとは?EM整流ブロックの活用法とは?EM研究機構の浅井さん、長嶺さんが解説!
炭を容器の中に入れたわけではないのに、どうやら中の微生物の動きに変化があるようです。不思議ですが、炭が出している“波”のようなものが、微生物に影響を与えているのかもしれません。
こうした「波動」のようなエネルギーは、炭だけでなく、鉱物やEMセラミックスなどにもあると言われています。
今回は塩を使わずに仕込んでみましたが、次回は塩も加えて、においや発酵の違いを観察してみようと思います。
生ごみ漬物、完成しました!
表面に生える白い菌糸は善玉菌なので問題はありません。
一番右はエンバランスの保存容器を使用し、それ以外は家にあった保存容器を使用しました。
左側の大きめの容器は、途中でEMボカシが足りなくなってしまったため、容器いっぱいまでは詰められませんでした。そのため、ラップを被せて、空気が入らないようにしました。
生ごみ漬物を土に混ぜた後の空になった容器ですが、これがなかなか手強い…においがしつこく残ります。
前回は、EMWやEM活性液を薄めた水に浸けてみたものの、においはなかなか取れませんでした。
今回はビオ・ロマ- ラベンダーの香りを数回シュッシュと繰り返して使ってみたところ、前回よりも早くにおいが落ち着きました。
それでは以上です。
引き続き、楽しく発酵ライフを続けていきましょう😌